白昼徘徊が趣味の無職

いい加減、メタボリックで悪魔ベへモトのような腹になって、
ベルト締めてもズボン下がってくる気がしてきたので、
カロリー消費を兼ねて就労先から歩いて帰ることにした。
全く運動していないわけではなく、私は必ず階段を飛ばして駆け登るし、
朝は駅まで全力で走っている。
まあ、これは歩きタバコしている奴がイヤだからっていう理由もある。
あと、うんこを漏らす恐怖とか。

おかげで、真冬だろうと汗だくだし、
走ったせいでますます挙動不審となり、
かなり危険人物だと思われているだろう。

さて、日本橋の会社から秋葉原まで歩こうと
神田駅まで着き、アキバ方面へ向かったと思ったら、
思い切り会社へ戻ってきた。
この方向感覚障害ぶりはないだろ。
神がいるなら、ただの根性腐りだ。

”神田は新橋に比べて、飲み屋が全然たいしたことない”という持論であったが、
ちょっと迷ってみても、そんなことないなと最近見直している。
この前初めて「大越」にも入れたし、ハッピーアワーのある「キュベ」にも
顔を出すようになった。
「一福酒店」が、どうして営業停止してしまったのか、謎であるが。
あそこのモツ煮こみは、うどん入りの塩味で久々にヒットだったのにな。

そんなこんなで、汗だく半狂乱になりながら、
やっと”ガード下歩けば、絶対に御茶ノ水方面には行くだろ！”という
原始的なスタートで仕切りなおし。

前に、やきとりサークル会長まささんと入った”開運横丁”
（ここの評価はイマイチだけど、キウイサワーだけはうまいと思う）隣に、
ずっと気になっていた”バーロブロブ”があった。
本当は飲み屋に入る予定はなく、まっすぐ帰るつもりであったが、
ここで入らなかったら酒飲みじゃない。

入ってみると、私が一番乗りか？
初めて入るということもあり、
”もしや気まずい店員のやっている店入っちゃったかな・・”と警戒してしまう。
しかし、キャッシュオンデリバリーだし、
酒が入ってしまえばどんな店だって何とかなるものだ。
伊達に、場数は踏んできてない。

メニューに独特のものがあった。
せっかくなので、
プレミアムレモンサワー３００円なるものを注文。
最近は、缶チューハイ、居酒屋でも樽ハイクラブなど、
ウォッカが主流になってきたが、
こうやって手作りカクテルで飲むのは初めてだろう。
”濃くてうまい！”
もう、これだけでトリコ仕掛け。

つまみにトルティーヤを。
これも手作りで最高。一緒に、ハラペーニョソースの瓶がついてきた。
つまみが全品３００円で、どれも頼みたくなるものばかり。
こだわりを随所に感じさせる。
パスタ好きの自分は、スパゲティサラダも行く。
これまた素晴らしい。毎回頼みたくなる味と量。

珍しいスコッチのデュアーズをロックで。
ものすごくスパイシー。これも３００円。

マスターのほうから話しかけてもらい、
それからはご機嫌だった。
雰囲気もガラッと変わる。
マスターの広瀬さんは、相当話せるオヤジさん。
奥様もにこやかに対応してくれた。

本当は、下調べですぐ帰るつもりだったのに、
酒飲めば別人になってしまう。
そうなると、もう金をどんどん使う。
夕飯に金は惜しまない。
酒を飲むために昼間金を稼いでいるようなものだ。

ジンベースのアセロラソニック３００円なるものもお願い。
これまた飲みやすくておいしい。

つまみをもう一つ頼もうかと思っていたら、
サービスのおつまみが！
こういうのにめっぽう弱い。

グランダッドが４００円というのもすごい。
これも注文。
国産は全て、私の大好きなニッカウヰスキーのみ。
ビールがアサヒだから、何か関係あるのかな。

土日祝休みなのは、神田という土地柄仕方ないが、
ラベが２倍に値上げするという、
小市民をナメたとんでもない裏切りをしてくれ、
ひとつ行きつけを失っていたので、
また通いたい店を見つけられた。
まだまだ、注文したいメニューいっぱいあるし。

まささんが大宮なら、
私は神田でも制覇しようかなと考えた、そんな夜。
いい酒だった。

家に帰ってから、あんかけ焼きそばとつくね、ねぎま。
ニッカモルトクラブの水割りを２杯くらい飲んだか。
その後、調子に乗ってジンのレモンティー割を。

冊子の編集、他に投稿しなきゃいけないネタなど、
何もできなかった。あと、夜更かしはやめよう。